マシニング加工日誌

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zoom RSS いざ、JIMTOFへ

<<   作成日時 : 2010/10/31 10:34   >>

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方向音痴が一人旅をするということは常人には
計り知れないストレスを伴うものでございます。

今回の東京行きに関して私は作戦をたてました。
出発地点でJIMTOFに行く様子の人を
見つけ出し、その人の後を尾行しようという
なんとも情け無い作戦でありますが。

しかし私の作戦はとんでもないお方のために
しょっぱなからもろくも崩れさってしまったので
ございます。

ことの始まりは金沢駅西始発の
空港行きのバスターミナルでした。

チケット自動販売所の扉にはご利用時間は
6時30分からと書いてあってまだ閉ってる。

私が乗るのは6時30分発のバスなのに
なんでその前から開いてないの?

でも私は端から販売機を利用する気など無く
今回はすべて対面で済ます気でおりましたから
どうでもいいのですがね。

この時点ではバス停には私一人、
余裕を持って早く来すぎたから。

バス停にくる人をすべてチェックする体制に
入りました。なんせこれはと思う人に運命を
託すのでありますから鷹のような目になります。

二番手にやってきたのはスーツケースをゴロゴロ
引いた妙齢のご婦人一人。

傍で自販機売り場の扉を懸命に引っ張って中に
入ろうとしております。

文字が目に入らないの?

私は見るにみかねて声をかけました。

「6時半すぎでないと開かないって書いてありますよ」

「あっほんとだ。6時半のバスがあるのに6時半まで
使えないなんておかしくない?へんですよね」

「そうですよね」

ここで会話は終了するはずが、甘かった。

彼女、そこから喋るわ、喋るわ、

「どこに行かれるの?お仕事は何?
お歳はいくつ?あらぁ、若く見えますね、」

矢継ぎ早です。言葉はとても流暢です。

「とても還暦すぎたとは信じられないわ〜。
私、いくつに見えます?」

知るか、知りたくも無いわい!

挙句の果ては名刺を出して
「よろしかったらお名刺交換して下さる?」

なんでわしがあんたに名刺やらなあかんのよ。
あんたはそれを貰ってどうしようっていうのよ。

もちろん体よくお断りしましたけどね。

そんでもって
「弱ったな。、販売機が使えないとは困ったぞ、
私小銭持ってないし、1万円札出したらまずい?
運転手さん、怒るかな?」

「う〜ん、どうでしょうかねぇ」

「あ〜あ、どうしよ 」

やばっ、実にまずい流れだ。

「僕が立替えましょうか?」

と、言わされそうな感じになってきたので
私はじりじりとご婦人のぞばから後ずさりしました。

しかし、トリモチ網に掛った小鳥のように
彼女の魔の手から逃げることはできなかったので
あります。なんせその時点では
バス停には彼女と私の二人だけ。

やがて次々と人が集まりだしました。

予定した計画はそれ風の人に見当をつけ、
さりげなく聞くところから始まるのです。

「どちらに行かれるのですか?」

「工業見本市です」

「もしかしてビッグサイトの?」

「ええ、」

やったぁ!この人の後についてこっと♪

こうなる展開が、このおばさん、他の人に声を
かける余裕をまったく与えてくれません。
バスが来るまで喋りっぱなし。
私にピタッと吸い付いて乗り込みます。

こっちはバスの中で会場図やら搭乗手続きを
再確認したいのに、空港に着くまでの
40分間、真横に座られて・・あああ。

空港につくまでの間に彼女の病歴、だんなさんの
職業、二人の息子の職業、趣味、政府への不満、
円高への不満、管さんに言いたいこと、
教育界の実情、等等、沢山聞かされました。
聞いてもいないのにさ。

これは拷問です。
神様、私何か悪いことでもしましたでしょうか?

空港に着いたら一便先に乗る商社のKさんが
入り口にいたのでこれ幸いに彼女を
振り切って駆け寄りました。

彼女の姿が見えなくなるまで話し込んで後、
トイレで時間を潰し、恐る恐る出発ロビーに入ったら
奥の方で彼女携帯いじってる。

やばい!

見つからないようになるべく彼女の死角に入る
離れた場所を探し、背を向けて新聞を読んでますと
いきなり後頭部上から声が

「うふふ、私、ストーカーみたいですね」

と言って傍にちょこんと座りやがった。

な、な、なんやねん、この人は!
世の中に珍しいタイプだ、みたことないぞ。
わしをどうしようってんだ。(>_<)

搭乗に関してのアナウンスを一言も聞き逃さない
ように耳をそばたてている私にお構い無しに
喋るわ、喋るわ。さんまちゃん顔負けのトークです。

「今、画廊を開く準備をしてるんです、経営者として
助言を下さらない?」

(わし、単なる鉄工所のオヤジだし、畑違いだし)

「奥様、さぞかし綺麗な人でしょうね、お子様は?」

頼むから黙っていてくれ、わし、アナウンス聞こえないし。

搭乗口で二股に別れ、やれやれです。
指定席の有難さを知りました。
これが電車で自由席だったら・・
想像しただけで震えます。

羽田に着いた私の頭には彼女からとにかく
逃げることしかなくて、JIMTOFに行く人を見分ける
計画も吹っ飛び競歩選手のように猛烈な早足で
長い通路を一目散に駆け抜けたのであります。

リムジンバス乗り場どこ?バス乗り場どこ?
と呪文のように心の中で叫びながら・・

加工ネタはマンネリだからこのネタで
3回ほどお茶を濁しますんで。

続く。








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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
こでちゃん様、お疲れ様でした。(ωV_vω)ペコ
いやぁ、面白いお話で。(。´pq`)クスッ
考えようによっては・・束の間のロマンス??
お次のお話を・・楽しみにしております。

私は、最終日に行く予定です。
素敵なロマンスを・・(ナイナイ)

では、今週も頑張りましょう〜^^
高野 二郎
2010/10/31 14:41
お久しぶりです。
シリーズ物大好きなんで続きを楽しみに待ってます。
僕も東京に行こうと思ったのですが、予想外にも入院する事になってしまって病院のベッドで、ブログを見ています。
tomo
2010/10/31 23:33
高野様、おはようございます。
日産GTRの超高性能パワートレインの手組工程を匠と呼ばれる称号を持つ職人がデモンストレーションしてました。高野さんだったら興味津々かなぁと思って見学してました。凄い人だかりでしたよ。
こでちゃん
2010/11/01 06:24
tomo様、お久しぶりです。
入院されたのですか。お大事になさって下さい。
楽しみにされるほどの大したシリーズではございませんが、ネタはありますので、続けますね。
こでちゃん
2010/11/01 06:27

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